【デュアルSIM携帯 Xperia M Dual C2005導入8】タスク自動化アプリ”Tasker”を使って、Dual SIMの自動切り替えが出来ないか試してみた

さて、嫁さんの携帯Dual SIM化計画、本体をXperia M Dual C2005に変更し、2つのSIMスロットにドコモ(音声)とIIJmio(データ通信)のSIM2枚刺しも成功、無事パケ・ホーダイダブルも解約するところまでこぎつけたワケですが、大事なことを1つやり忘れております…。

 

それは何かと言いますと、ズバリ、

2枚のSIMの自動切り替え

なわけです。

Expreria M デュアルSIMの設定画面

 

このXperiaのC2005というAndroid携帯、一応2つのSIMスロットの両方でWCDMA方式(日本のドコモとかソフトバンクが使っている方式)のSIMを使うことは出来るんですけれど、残念ながら「2スロット同時でWCDMA待ち受け」は出来ないんですよね…。

つまり、どちらか一方のスロットをWCDMAにすると、もう一方のスロットは自動的にGSMになるようになってまして、常に「WCDMA+GSM」という組み合わせになるように、SIMスロットの設定がソフト的に切り替わるようになってるんです。

ということは、例えば自宅なんかでは、ドコモのSIM側をWCDMAにして音声通話の待受をしつつ、Wi-Fiでテータ通信をしてれば良いわけですけれど、Wi-Fi環境の無い出先では、ドコモのSIMで電話の待受をしているとデータ通信ができない…。

定期的に手動でIIJmioのデータ通信SIM側をWCDMAに切り替えればいいんですけれど、正直ちょっと面倒臭いですよね。

 

なので、

時間とか位置情報とかの条件を使って、定期的に自動で2枚のSIMを切り替えたりできると、メールとかLINEとかのチェックが自動でできて便利

なんだけどな、というのを考えていたわけです。

 

コレを実現するために、どんな手があるのかを考えていたんですが、当初から目をつけていたのが、TaskerとかxShortcutとかの、「自動化系アプリ」。

tasker

xShortcut

こういった自動化アプリを使って、例えば、

『「毎時00分と30分になったら」「WCDMAのスロットをスロット2(IIJmio側)に切り替えて」「LINEとメールをチェックする」』

『「毎時02分と32分になったら」「WCDMAのスロットをスロット1に切り替える」』

とかの設定ができればOKなのかなと。

 

で、まずはTaskerを使ってみようかと思ったんですけれど、そもそもこのTaskerというアプリ自体、今までに使ったことが無いので、使い方がイマイチ分からない…。

ということで、勉強&テストの意味も含めて、Taskerでちょっとしたタスクを作ってみました。

何を作ろうか悩んだんですが、手頃に出来そうなところで、

「特定のアプリ使用時に、ディスプレイの消灯までの時間を変える」タスクを作ってみようかなと。

 

実は僕、中学の頃からギターをやってまして、かれこれ足掛け30年近く…。腕前は高校時代をピークとして落ちる一方ではありますが、今でも時間があるときにはたまに弾いてます。

昔は御茶ノ水の楽器店でTab譜とかを買い漁ったりもしてたんですが、このネット全盛の時代、タブもコードも全てTABSあたりで賄ってまして、お気に入りの曲はスクリーンショットを撮ってそのまま保存してます。

Dropboxでギターコード

これをDropboxのフォルダ内に入れておけば、PCからでも携帯からでもiPad/iPod Touchからでも、家中全てのデバイスから、思い立ったときにいつでも楽譜にアクセス可能で、この上なく便利。

Dropboxでmanic streer preachersのMotorcycle Emptinessのコード

ネオン灯る享楽都市の片隅の掘っ立て小屋の中で、40男の孤独と悲哀を噛み締めながら、夜な夜なManic Street Preachersをポロポロと爪弾いてみたりするわけです。

 

このDropbox内に保存した楽譜、今までは、画面サイズがそこそこ大きいNexus7で見ることが多かったんですが、Xperia Mも画面が4インチあるのでギリギリセーフな感じでして、最近はXperiaの画面でも見てます。

で、これはNexus7でもXperia、どちらにも共有する話なんですけれど、ディスプレイの消灯設定って、通常はバッテリ持ちとかを考えて、「1分で消灯」とかの設定にしてあるじゃないですか。

この設定のままだと、楽譜を見ながら演奏するような場合には、あっという間に画面が暗くなっちゃって具合が宜しくないんです。

というわけで、名づけて「Dropbox内に保存したギターのタブ譜やコードを見ながらギターをポロポロやってるときに、1分とかで画面がオフになって困る問題」を解消すべく、今回はこちら、

「Dropboxを使っている間は、ディスプレイの消灯までの時間を10分にする」タスクを作ってみます。

 

以下、Taskerの設定画面です。

まずはTaskerを起動。+をタップして”Profile”というのを追加します。

taskerの設定画面 先ずはProfileを追加する

この”Profile”というのは、いうなれば「条件」のようなもので、「このアプリが起動されたら」「◯日になったら」「Aというイベントが発生したら」など、タスクが実行されるトリガーとなる条件を設定するための項目です。

taskerの設定画面 Profileはアプリとか日付とかの条件

今回は「アプリ」を条件にしたいので、”Application”を選択。

アプリの中から、Dropboxを選択します。

taskerの設定画面 Profileの「アプリ」でDropboxを選択

 

次に、”Profile(条件)”に対して実行する”Task”を追加します。

+をタップして”New Task”を追加。

taskerの設定画面 Profileに対するタスクを追加する

タスクの名前は「電源オン」にしてみました。

続いて+をタップして、”Action(実際のタスクの内容)”を追加します。

taskerの設定画面 タスクにアクションを追加する

 

“Action”は、カテゴリの中から選択出来るようになっています。

taskerの設定画面 アクションのカテゴリ

今回はディスプレイ関連の設定なので、”Display”を選択。

ディスプレイ関連の各種動作の一覧画面が開くので、”Display Timeout”を選択します。

taskerの設定画面 アクションのカテゴリ無いからディスプレイを選択

ディスプレイの消灯までの時間が、時間/分/秒の各項目で設定出来るようになっています。

taskerの設定画面 ディスプレイのタイムアウト時間を設定

ディスプレイ消灯までの時間を「10分」に設定。

これで、「Dropbox起動中は、ディスプレイ消灯までの時間を10分にする」というタスクが出来上がりました。

taskerの設定画面 ディスプレイのタイプアウト時間を設定したところ

taskerの設定画面 最終的に、Dropboxが起動されたら、「電源オン」という、ディスプレイのタイムアウトを10分にするアクションを実行

慣れてしまえばかなり簡単。これはなかなか便利なアプリなのでは無いかと。

 

ちなみにコレ系の「画面オフをさせないアプリ」にはそれなりのニーズがあるらしく、「KeepScreen」とか、「こんなときに画面消灯しないでよ」とかの、それ専門のアプリとかも出てるんですけれど、正直言ってそのたびにいちいちアプリを起動して、とかやるの、メンドイですもんね。

その点、Taskerだったら、一度設定してしまえば、Dropboxを起動したときには自動的に画面オフの時間設定が変更になってくれますので(この場合は10分間)ラクチンこの上ないです。

 

さて話を戻して、じゃ、このTaskerを使って、「状況に応じて2枚のSIMを自動的に切り替えさせる」という設定が出来そうかどうか、という本来の目的について考えてみたいと思います。

 

Taskerのタスクというのは、”Profile(条件)”と”Action(動作)”の組み合わせでできてるわけです。

で、「条件」の方は、「時間」なり「位置情報」なり、なんでも使えそうで、特に問題は無さそうなんですが、問題は「動作」の方。

Experia側でTaskerを起動して、”Action”の項目を細かくチェックしていってみたんですけれど、少なくとも、Taskerでデフォルトで用意されている”Action”の項目の中には、”Dual SIM”系の項目は無さそうなんですよね…。

XperiaでTaskerのAction項目一覧をチェック

 

SIM/Dual SIMに関係しそうな各項目の詳細もチェックしてみます。

XperiaでTaskerのsetting Action項目一覧

 

“Phone Action”の項目一覧。

XperiaでTaskerのPhone Action項目一覧

 

“Net Action”の項目一覧。

XperiaでTaskerのNet Action項目一覧

 

“Mobile Data”という項目があって、一瞬、「おっ」と思いましたが…。

XperiaでTaskerのMobile DataのAction Edit項目

単純にOFF/ONの切り替えが設定できるだけのようです。

これが、2つのSIMスロット単位で操作できるような項目になってれば、使い方によっては何とかできたかも知れないですけどね〜。

 

まあ、Dual SIM関連の項目は、一般的なAndroid携帯の設定項目にある項目じゃないので、当たり前といえば当たり前なのかもしれませんけれど、これはTaskerではちょっと無理ということなんでしょうか…?

あ、でも、もしかすると、スクリプトとかカスタムのメニューを使って実現できる部分があるのかも知れないので、そこらへんについてはもう少し調べてみたいと思います。

 

Taskerがダメだったら、xShortcutを試してみるか、または思い切って簡単なアプリ作っちゃうしか無いのかなぁ…。

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2 Responses to 【デュアルSIM携帯 Xperia M Dual C2005導入8】タスク自動化アプリ”Tasker”を使って、Dual SIMの自動切り替えが出来ないか試してみた

  1. Yoshida Tooru says:

    最大参考資料でした、感謝。私も2台購入、Xperia tipoより乗り換えました。
    ドコモ音声(3000円月ほど)+DTIデータ(650円月250K定額)にて良好です。ウェブ接続がチョイ遅ですが何といっても無制限。3G切り替えには私も
    困惑、現状ハードとソフトでは難アリでは。結果tipoにデータシムを差し、Wifiルーター(テザリング)の組み合わせにて良好です。手荷物に tipoをしのばせ移動しております(画面使用がないので電池保ちます)。2台持ちですと仕事で同時使用や電池切れなど以外と便利な場合があります。
    年金老人

    • うー says:

      コメントありがとうございます〜。何かのお役に立てましたら光栄です。

      古いtipo活用、良いですね。私も、古いWildfireをWi-Fiルータにしようかと考えてネットでバッテリ探し中です。あと、ディアルSIMの切り替え関係については、最近またちょっとチャレンジしてまして、タスクでやらせるのは結構ハードル高いかなということで、画面操作を記録するHiroMacroというアプリ(+画面タップでスリープから復帰させられるKnockrというアプリ)で何とかやらせてみたりしてます。

      ココらへん http://www.haikaiold.com/blog-entry-8645.html に書いていますので、お時間ありましたら覗いてみてください〜。

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