成田出発→上海トランジット→ミュンヘン(2泊3日)→バルセロナ(7泊8日)、と移動してきて、全19日間の旅行の11日目は、地中海側の街バルセロナから大西洋側の街サン・セバスティアンへ、スペイン国内移動です。
バルセロナ市街からバルセロナ空港への移動は、カタルーニャ広場から出るエアポートバス「アエロバス」に乗ります。24時間運行していて、深夜早朝の時間帯を除いて5分間隔くらいで出ています(深夜早朝は10〜20分間隔)。空港まで、早ければ30分程度、市内が渋滞していても40分くらいで着くと思います。
11:40のブエリング航空サン・セバスティアン行きに乗る予定なので、10時くらいには空港に到着するよう、9時前にはホテルを出発。ホテルの最寄り駅、地下鉄のDiagonal駅から2駅3分でカタルーニャ広場につきました。
(バルセロナでは、ずっと自転車か徒歩で移動していたので、これが初の電車です)
エアロバスは、外側の車体の色も、この画面みたいな感じの鮮やかなミントグリーンでした。
ターミナル1行きとターミナル2行きが交互にやってきますので、行きたいターミナルに行くか確認してから乗りましょう(バスの行き先表示にも”Terminal1″とか表示されてますが、運転手さんに、「ターミナル1に行きたいのだけど、これでOK?」など聞けば、教えてくれます)。
チケットは、バルセロナに来たときに、往復で買ってありました。往復一人12.5ユーロ。Webで買えます。
空港でのチェックイン時、ブエリングはLCCなので、荷物チェックとかいろいろ細かくされるのかな?と思ったのですが、結局、特に何もチェックされず。
LCCですので、搭乗チケットだけだと、荷物はキャビン持ち込みの身の回り品40x20x30cmを1つのみ。追加の機内持ち込みバッグMax. 10 kg and 55x40x20cmのオプションを追加する場合、30〜40ユーロ前後かかります。
搭乗チケットもオプションも、時間帯や曜日によって金額が結構変わります。例えば搭乗チケットは、安い便は40ユーロくらい〜高い便は100ユーロ超えまでと、かなり幅があるので、移動日時を自由に設定できる場合には、なるべく安いくなる便を探してみると良いと思います。
サン・セバスティアンに移動する前の、ミュンヘンとバルセロナの合計10日間で、おみやげなどでどのくらい荷物が増えているか予想ができなかったので、僕らは思い切って、一人70ユーロ前後で(これも便によって変動します)機内持ち込み10kg+預け入れバッグ25kgがつけられる”FLY GRANDE”というオプションを付けたんですが、これは正解でした。
履歴みると、内訳が出てこないんで詳細がわからないんですが、2人で275.96ユーロでチケットが取れているので、一人当たり137.98ユーロの計算です。
仮に66ユーロで搭乗チケットを手配して、そこに追加のバッグを34ユーロで予約したとすると、100ユーロの計算になります(=1ユーロ160円換算で16,000円)。
“FLY GRANDE”オプションをつけると、単に席を取って、荷物のオプションを1つつけるよりも38ユーロ=6,000円弱くらい高くなりますが、荷物がかなり増えても大丈夫だし、席の指定もできて、キャンセルや便の変更も無料でできるという、至れり尽くせりなオプションなので、何が起こるかわからない長めの旅行の真ん中あたりに乗る飛行機には、保険のつもりでこのくらい払っておいてもいいのかなと。
実際、僕らは直前になって、サン・セバスティアンでレアル・ソシエダの試合を見ることにしたので、それに合わせて、サン・セバスティアン移動の便を変更したんですが、特に面倒な手続きも必要なく、無料でできました。
ちなみにオプション類の価格は、事前予約で50%OFFなどかなりのディスカウントがされた価格だったと思います。当日に荷物分のオプションを購入すると、この倍くらいの価格になりますので、大きな荷物があることが予めわかっている場合には、事前に荷物分のオプションを購入しておいたほうがいいです。
ブエリングのチェックインは問題なく終わり、後はセキュリティゲートを通過して乗るだけ。
と思ったら、そのセキュリティゲートが結構大変でした。
まず、最初に、僕のバックパックに入っていたキーボックスとワイヤーが引っかかり、バッグを開けて片っ端から引っ掻き回されます。
キーボックスに対して「何が入ってんだ?」→「お金」
「いくらくらい?」→「日本円で500€くらいかな(開けて見せる)」→「OK」
「このワイヤーは何だ?」→「盗難防止で」
そのあともなんか専門の係官みたいなのをわざわざ呼んで来て、ワイヤーを機内に持ち込んで問題ないのか、セキュリティのルールに抵触しないか、とか、いろいろ確認してました。
結局なんの問題もなくて、そうしたら、すごく意外だったんですけど、「ごめんね、お手間取らせました」みたいな感じで謝罪されました。これには、へー、と思いましたね。
アメリカとか、日本だって、荷物引っ掻き回してゴチャゴチャにしても、ああいうところの係員とかお役人は、謝罪とかしないじゃないですか?スペイン人って、なんか、日本人的感覚から見て、とてもいい感じの国民性とかお国柄なのかな、と思いましたね。まあ、アメリカとか日本とかだと、謝罪したらつけあがって怒りだしたりする人がいるから、あえて「謝らない」スタンスなのかも知れませんけどね。
やっと僕のバッグが終わったと思ったら、次は息子のバッグが引っかかりまして。
何が引っかかったのかというと、なんと高校の英語の問題集。表面がつるつるのやつです。引っ張り出されて、問題集単体で検査機にかけられてました。
なんか、ああいうつるつるな素材が珍しいんですかね? あとは、X線にかけると反射しておかしな反応しちゃうとか? 含まれてる成分が変わってるとか? 中にお札とか薬物とか隠しこんでると思われたとか? 爆発物だと思われたとか?
なんだかよくわかりませんが、検査機通したら問題なくて、無事通過できましたけど。
搭乗前に少し時間があったので、朝も軽くしか食べていなかったし、LCCなので機内食も出てこないので、とりあえず何か腹に入れておこうと空港内をウロウロしていたら、バーガーキングがありました。
バルセロナまで来て、バーキン食わんでもいいかなとも思ったのですが、パリではクオーターパウンドがチーズロワイヤル、ビッグマックがル・ビッグマックになるように、バーガーキングも何かちょっとした違いがあるかも、ということで行ってみました。
(多分、ダブルチーズバーガー的なものを頼んだような記憶)
そもそもバーガーの呼び名が色々違う上に、よく考えたら、日本でもバーガーキングなんて、2年に1回くらいしか行かないので、何が違うのか全くわかりませんでしたが、バンズが黄色っぽくて、ちょっと甘めだった気はします。
(ブエリングの機内から。バルセロナ離陸)
1時間20分の快適な空の旅を終え、無事、サン・セバスティアン空港に到着。
サン・セバスティアン空港は、沖縄とか離島によくあるような、搭乗ゲート関係の施設のない空港でした。
空港から市街へは、バスで30分くらい。
このバスの乗り場がちょっと分かりづらかったです。周りのスペイン人とかも、皆迷ってました。
写真とか撮り忘れてしまったので、テキストベースで説明しますと、空港自体はとても小さい空港で、すぐ出口なのでそこは迷いようがないのですが、出ると、すぐそこに、一つバス乗り場があります。
でも、そこはサン・セバスティアン市街に行くバスの乗り場ではなくて、そのバス乗り場の向こう側に結構大きな駐車場が広がってまして、その駐車場を越えたさら向こう、一般道沿いに、本当のバス停があります。
サン・セバスティアンのホテルに無事到着。
旧市街の南側にある、ギプスコア・プラザという公園に面した”Room Mate Gorka Hotel”というホテルを取りました。結構いいホテルでしたけど、値段はそんなに高くなかったかな?ツインの部屋で、2人一泊130〜140ユーロ≒2万円強とか、そのくらいだったと思います。
サン・セバスティアン滞在は3泊4日の予定。
できれば何回かサーフィンをしたいのと、3日目にはソシエダの試合を観戦する予定。あとは旧市街巡り、ギターショップ巡りなどしたいかなと。
(散歩がてら、サーフィンができる”Zurriola Hondartza”スリオラ海岸方面まで行って、何軒かサーフショップを下見。サーフボードは、大体、2時間20ユーロちょいくらいで借りられるようです。この中のどこかで、自分にちょうど合いそうないい感じの板を見つけられると良いのですが)
続きます。