最後の家族-村上 龍 の読書感想文



村上 龍はきっと強い人間なんだろう、と思いますね。


僕の周りの友人にも、『強い人間』は何人かいると
思ってます。
僕の考えている『強い人間』とは、人間の弱さを
知っていて、それから逃げずに向き合うことが出来る、
そういう人間です。

人間の弱いところ、だめなところ、思わず目を
背けたくなる様な部分や、社会の中に存在する不条理、
問題点を、つらいと思いながらもしっかりと見ることが出来る。
だからこそ、人間やこの社会が、同時にどれだけ素晴らしい
ものも持っているか、ということも知ることができる。
そういった能力が『人間の強さ』だと思ってます。


僕は弱い人間なので、人間のだめなところをみると
胸がドキっとします。直視に耐えず、思わず目をそらして
すぐに別のことを考えてしまいます。


村上 龍の文章を読んでいると、文章というフィルターを
通して、僕自身のもっている力だけでは直視することが
できない『人間の姿』を見させられる、見させてもらえる、
そんな気がします。

胸が締め付けられる様で、悲しい様で、でも、
読んだ後で、心の中を少しすっきりさせてくれる様な、
そんな気がします。


『最後の家族』の文庫が出ていたので、読みました。
少なくとも、僕にとっては読む価値のある本でした。

面白かったです。







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