【香港&深セントリップ03】世界最大の電気街、深セン華強北を探検



というわけで、すっかり間が空いてしまいましたが、第一回香港深セン行ってきますシリーズも今回で最終回。いよいよ、世界最大級の電気街、華強北(Huaqiang Bei フアチャンベイ)へ行ってまいります。

深セン華強北の街 入り口から_[0]_[0]

深セン華強北の街3_[0]

華強北、「秋葉原の30倍の規模の電気街」と言われていますが、それって一体どういう基準なんでしょうか?そもそも「30倍」とか言われてもちょっとイメージが湧きませんが…。普通の人が具体的にイメージできるのって、実は10倍10個分くらいまでかなと思うんです。そのさらに3倍ですからね…。

秋葉原の電気街が、隣の御徒町と神田のそれぞれあいだくらいまでに広がってると考えると、アレが山手線の駅1個分丸々電気街ってイメージなわけですよね。で、山手線の駅が全部で29個あるっつーことは、華強北は

山手線沿線、全駅全部丸々秋葉原

ということに…。

ソイツはスゴ過ぎるのではないでしょうか…。

 

とまあ、どうでもいいことはそのくらいにして、早速、華強北の街、電気街の様子についてお伝えしたいと思います。

まずはこちら、華強北の電気街の入り口に建つ、このエリアを象徴するかのような建物、SEGプラザビルです。

深セン華強北の街 SEG Plazaビル_[0]_[0]

全部がというわけじゃないんですが、この下の方10フロアくらいまでが、全部電気屋さん。その中でもフロアごとに取扱いジャンルがある程度分かれてます。1階〜3階あたりの下の方のフロアはPCやモニタ、周辺機器、完成品のガジェットなどが多くて、さらに上の方のフロアに上がって行くと、各種電子部品とか、あまりメジャーでないような製品が目につく頻度が上がっていくようなイメージでした。

 

とりあえず、Insta360 ONE X用にMicroSDカードが欲しかったので、ここの5階にあったSDカード専門のお店で買ってみました。

深セン華強北の街 SEGプラザビル 内部売り場3_[0]_[0]

深セン華強北の街 SEGプラザビル 内部売り場 SDカードのお店2_[0]_[0]

Insta360 ONE Xは360度全体の映像を2つのカメラで撮影するので、データ容量も数分間の撮影で1GB〜2GBと大容量になる上に、カードの転送速度条件も比較的シビアで、使用するSDカードにはUHS-I V30以上、つまり30MB/sec以上の転送(書き込み)速度が求められます。

深セン華強北の街 SEGプラザビル 内部売り場 SDカードのお店1_[0]

ということで、容量64GB、UHS-I V30のMicroSDカードを2枚購入。動作確認の意味も含めて、早速Insta360 ONE Xに差し込んで録画を開始してみたところ、

10秒程度で”Insufficient speed”(速度不足的な意)の表示が出て、録画が終了してしまいました…。

何度やっても同じ事象が発生するので、オカシイな、と思いつつも、店に戻り、店のあんちゃんにその旨伝えたところ、特にもめることもなく、あっさりと返品完了。

「へー、深センの店って、結構ちゃんとしてんじゃん」

と思ったんですが、よくよく考えてみると、向こうとしても、何か思い当たることがあるから食い下がることもなくあっさりと返品を了承したのでは…?という気もしまして…。

日本で買うよりも2/3〜半額くらいで売っているのは確かなので、その額で買えるならアリかなと思いつつも、(ホントのところはどうなのか不明ではありますが)こういうリスクがあるとすると、ちょっと考えものですかね。

 

このビル、当然のことながら、他にもいろんなものが本当に幅広いジャンルを網羅して扱われてまして、そこらへん、ざっとですがご紹介させていただきたいと思います。

こちらは携帯とBluetoothで接続して使用するカラオケマイク。

深セン華強北の街 SEGプラザビル 内部売り場 カラオケマイク1_[0]_[0]

深セン華強北の街 SEGプラザビル 内部売り場 カラオケマイク2_[0]_[0]

曲から自動的にボーカルパートを消して、カラオケ状態にしてくれます。1本1,000円くらい。

 

ドローン系も、DJIとかのメジャーどころがあるは当然のことながら、超巨大なワンオフっぽいのとか、

深セン華強北の街 SEGプラザビル 内部売り場 ドローン_[0]_[0]

どこかで見かけたような、おもちゃっぽいのとか。

深セン華強北の街 SEGプラザビル 内部売り場 ドローンとか楽器とか_[0]_[0]

深セン華強北の街 SEGプラザビル 内部売り場 ミニオンのパチもんドローン_[0]_[0]

 

ロボット系もありました。

深セン華強北の街 ロボット_[0]_[0]

 

定番の、GoProっぽいウェアラブルカメラ。

深セン華強北の街 SEGプラザビル 内部売り場 ウェアラブルデバイスとアクションカムのお店2_[0]

 

こういうアクティビティトラッカーとかスマートウォッチ系のデバイスも、扱うお店がかなりたくさん目に付きました。

深セン華強北の街 SEGプラザビル 内部売り場 ウェアラブルデバイスとアクションカムのお店1_[0]

なんとなくですが、これ系はあちらで今ちょっと勢いがあるのかなと感じさせられましたね。

あとは、電子楽器も、専門のお店が結構たくさんありました。

深セン華強北の街 SEGプラザビル 内部売り場 電子楽器_[0]_[0]

キーボードとドラムは、種類も多いですし、実際に演奏してみても、しっかり楽器として使えるレベルのものが多かったです。丸めて収納できるキーボードは3,000円〜4,000円くらい。

 

ある種定番といえるような携帯/パソコン/ウェアラブルカメラ/ドローン/電子部品あたり以外では、

上記のアクティビティトラッカーと電子楽器は、かなりたくさんのお店で取扱いされてる感じ

でした。もしかすると、健康とか知育とか、そういう系のニーズが、中国のある層ではブームっぽくなってるのかも知れません(と、単に僕が感じただけです。実際はどうだか知りません。スミマセン)。

 

今のがSEGプラザビルなんですが、この華強北、このエリア内に同じようなビルがわんさと建ってまして。

深セン華強北の街2_[0]

実は僕、生まれが上野のあたりなもんで、小学生のころは秋葉原周辺に結構入り浸ってたんです。秋葉原も、昭和50年台後半〜昭和の終わりくらいまでは、ちゃんとした(というか、小奇麗で床面積の広い、商業施設的な感じの)ビルって、ヤマギワとラオックスと石丸電気くらいしかなくて、あとは4〜5階建てとか、せいぜい8階建てくらいの、細めのノッポ雑居ビルに細々とした電気店がたくさん入ってるような、そんな感じだった記憶があります(今から35年前とかの記憶ですが)。

その点、華強北は最初からそういう感じとは、ちょっと違うのかなと。

裏通りは裏通りでかなりディープな感じになってるんですが、表通りは20階建てとか30階建てとかの近代的な高層ビルがともかくバンバン建ってまして、そしてその内部は、外見とは裏腹に、ほとんどがラジオ会館みたいな感じになってるという…(小奇麗なお店も一部ありますが)。

深セン華強北の街5_[0]

そんなんが何十本と建ってるわけですから、こりゃ確かに秋葉原の30倍以上という感じですかね。

 

でも、これだけ巨大な華強北の街ですが、今回ウロウロして思ったんですけれど、正直言いまして、そこまで目新しいものがいっぱいあるという感じでもないんですよね…。

ともかく店はたくさんあるし、それぞれの店で微妙に商品ラインナップも異なって、1店1店しっかりと見て回る価値はあるかなとは思いましたが、つまるところ、

「Gear Bestや、Amazonなんかでたまに目にする、中華系の面白ガジェットとか新製品がすべてここにある」

って感じなんです。

で、そういうものの値段が日本で売られているのの半額とかなわけですから、見に来る価値があると言えば間違いなくあるんですが、日本でネットをコツコツチェックしてても、同じものは見つけられるだろうな、という気もします。

「ともかく安く買いたい」というニーズがあるのであれば、それはそれでいいのかもしれませんけれど、「(比較的高価な)部品を買い込んでハイスペックなPCを自分で組みたい」というような一部の方を除いては、航空券代と宿泊費、労力その他諸々のコストを払ってまで来る価値があるかどうかというと、ちょっと微妙かなと。

 

ただ、それとは別に、この規模感にはちょっと考えさせられるものはありましたね。

深センのIT系企業やラボは華強北周辺だけに集中して存在しているわけではなく、例えば数駅西に移動した深圳湾公園の周辺であったり、北部の松山湖周辺の工業地帯であったりと、深セン全体のもっと広いエリアの各地で研究開発や各種製品の製造が行われてるわけです。

この中国の南部湾岸エリアで、それだけの規模でものづくりが行われ、当然海を渡って世界各地にも輸出されていくものもあるわけですけれど、何よりもこのエリアで、それらが日々大量に消費されているというのが大きいのではないかなと。

そこで年間どれくらいの種類の中華製ガジェットが生み出されているのか、具体できな数字は知りませんが、数百種類、数千種類、もしかすると数万種類のものが生まれては消え、生まれては消えを繰り返す、そういった活動自体が、本当に面白い新しいものが出てくる土壌になりえてるのかなと思うんです。

で、1つヒットが生まれると、周りが一斉にそれをコピーして、似たようなものをどんどんと作って。

そこから別の面白いものが生まれることもあれば、飽和状態から抜け出すために、新たな別の製品を生み出そうとする人もいるでしょうし。

そういう意味では、先程書いたこととは全く真逆の意見になってしまうようでもありますが、この深センエリア、こまめにチェックし続けていく価値は十分にあるようにも思います。

ということで、近々時間を見つけて、またチェックしに行くつもりです。

とりあえず、初回のチェックはこんな感じということで。







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