【真剣に検討中】MAZDA CX-8のいいとことか、そうでもないとことか

前回も書きましたけど、今、

CX-8、マジで欲しい

と思ってるんですよ。

CX-8 マシーングレープレミアム 横から_[0]

2.2Lのクリーンディーゼル AWD。グレードは、真ん中のプロアクティブってので考えてます。

完全にやられちゃってます。

CX-8 マシーングレープレミアム 斜め前から_[0]

この色、マシーングレープレミアムって色なんですけど、艶やかでいい感じじゃないですか?

CX-8 マシーングレープレミアム フロントから1_[0]

他にも、プジョーの5008とかレンジローバースポーツとかランクルプラドとか、いくつか候補はあったんですけど、どこをどう比較しても、今回ばかりはCX-8に軍配が上がっちゃいそうなんですよね。

アテクシがどのくらいやられちゃってるか、下記の【アテクシ判断のいいとこ/そうでもないとこリスト】に軽く目を通していただければ、だいたいはご理解いただけちゃうのではないかと。

 

【アテクシ判断のCX-8 2.2L XDのいいとこリスト】

1.燃費がめちゃいい

いきなりみみっちい感じですが、これ、結構デカいです。なんせマグナムは、高速走行で、いってもせいぜいリッター10km弱、街乗りだと6〜7km/Lとかで、渋滞ハマると3km/Lとか、下手すると2km/Lとかもザラでしたから。

それに対しまして、CX-8 2.2L XDは、JC08モード燃費が17.0km/L、WTLCモード燃費で15.4~15.8km/Lということですから、まあ、ざっくり8掛けくらいで考えても、街乗り12〜13km/L、高速なら15〜16km/Lくらいは走ってくれちゃうんじゃないかなと。このサイズでこの燃費って、結構スゴいレベルかなと思うんです。しかも軽油ですから。つーことは、ガソリン代、多分、マグナム時代の半分とか、うまくしたら1/3に近いくらいになっちゃうんではないかなと。

レギュラーガソリン148円/L、軽油131円/Lとして、燃費については、街乗りメインの前提でマグナムが6km/L、CX-8が12.5km/Lくらい走る想定、年間7,000kmくらい走る場合を考えて試算してみますと、

マグナムのガソリン代:月14,800円×12の年間で177,600円

CX-8のガソリン代:月6,300円×12の年間で75,000円くらい

ガソリン代だけで年間で10万円以上の差がついてしまうという、すごい試算結果になってしまいました。街乗りメインでこの結果ですから、コンスタントに遠出することも考えますと、実際には差はもっと拡がっていくのかなと。

 

2.シートアレンジ&荷室がいい

この車、3列シートでして、しかもその3列目のシートがこれまた結構ちゃんとしてて、170cmちょいくらいまでの人だったら、かなり快適に乗れるくらいな感じなんですよ。

CX-8 居住性の高い3列目シート

そして、2列目を3人がけじゃなくてセパレートタイプのキャプテンシート×2のタイプで選択しておくと、3列目をたためば真ん中に長ものも通せるので、4人フル乗車した状態でサーフボードとかスキー/スノーボードが中積みできちゃうんですよね。

CX-8 プロアクティブ6人乗りフロアレイアウト ウォークスルー_[0]

 

3列使った状態でも、このくらいの荷室容量は確保できてます(奥行き50cm。ゴルフバッグ2個が積めるという話ですから、買い物とか日常使いの荷物とかレベルであれば、この状態でも十分かなと)。

CX-8 マシーングレープレミアム 荷室 3列立てた状態 6人乗り_[0]

3列目の片側を倒すとこんな感じ。

CX-8 マシーングレープレミアム 3列目を片側倒して5人乗車_[0]

ちょっと変則的ですけど、この状態なら、サーフボードやスキー/スノーボードを中積みしつつの5人乗車もOK。

3列目を両方倒すとこんな感じです。

CX-8 マシーングレープレミアム 3列目を倒して4人乗車の荷室_[0]

2列目のシートの間に、ショートなら最低でも2〜3枚は板を通せそうです。3列目を畳んだ状態での荷室の奥行きは110cm〜135cmとのことですから、6フィートの板の場合、ノーズが45cm〜70cmくらい2列目シートの脇に出てくる計算になりますけど、シートの厚み自体で20cmくらいはあるからその分は差し引かれますし、ま、そのくらいなら大丈夫でしょう。

荷物をガンガン積み込んで、板も中積みしちゃって、その上で普通に4人乗車できちゃうわけで、家族で海とかスノボ行くときに、これはかなりのアドバンテージになるのではないかと(板の破損リスクも、ぐっと抑えられますしね。ルーフボックス付けてもいいんですけど、そうすると駐車場の高さ制限問題が出てきちゃうので、やはり、そのままで中積みできるというのは大きいです)。

上の写真のこの展示車はL Packageという最上級のグレードでして、2列めがキャプテンシート×2+センターコンソール、という組み合わせのラグジーなタイプです。それに対して、僕が欲しいと思ってる、プロアクティブというグレードで2列めをキャプテンシート×2を選択すると、センターコンソールがない代わりに、ウォークスルーで3列目まで行き来できるタイプのシートになります。

CX-8プロアクティブ6人乗りセカンドシート ウォークスルー

3列フルで使えば6人乗れちゃうので、2家族でのお出かけ(例えば、旦那抜きのお母さん×2+子ども4名とか)もいけちゃいます。

 

3.車内がとっても静か

静かな車が好きでして。

高速乗って遠出するときに、風切り音が凄いしちゃう車ってあるじゃないですか。ああいうのダメなんですよ。高級車系とか外車でも、一昔前のSUVとか結構うるさかったりしますもんね。マグナム買う前に試乗したディスカバリー3とか、結構買う気マンマンモードになりかかってたにもかかわらず、第三京浜乗ったらクソうるさくて一気に萎えた記憶があります。ベンツのゲレンデとかも、今のモデルはかなり静かで大丈夫ですけれど、一昔前のモデルとかはめちゃめちゃ車内がうるさくて、「こんなもんに1千万出すとかアホ? 金余ってんなら無利子でオレに貸してくんない?」とか思っちゃうレベルですしね。

CX-8 マシーングレープレミアム 運転席 コックピット_[0]

音楽が好きなんですけど、家族で出かけるときとかはみんなで会話も楽しみたいわけで、そうなると、基本静かなスペースで、そこに好きな音楽を少し控えめなボリュームでかけながら、当然みんなで会話も楽しめちゃう、という、そういうレベルの静粛性を求めております。その点、CX-8は十分に合格点でした。今回試乗させてもらったのは2017年12月に出た初期モデルでして、それでも十分満足だったにもかかわらず、今回の2018年12月のマイナーチェンジ後のモデルは更に静かになっちゃうらしいですから。

余談ですけど、この車、ディーゼルのエンジン音もいい感じでした。ディーゼルっていうと、「カラカラ音がする」「バスとかトラックみたい」ってイメージがあったんですけど、CX-8のディーゼルエンジンも確かにカラカラはいうんですけど、なんというか、もうちょっといい感じの心地よさのある音で、結構好きになれそうなエンジン音だったかなと。

 

4.走りがいい

そもそも走りとかにはあまり興味ない方なんですけど、サーフィン行ったりスノボ行ったりと、高速使って遠出することが多い分、やはり、「速い車」「踏むとちゃんと加速してくれる車」が好きです。マグナムは5.7L340馬力ありましたし、安定感もあって素晴らしかったんですけど、まあ、そこまでとは言わずとも、ある程度は走りも求めたいかなと。その点、CX-8の2.2Lディーゼルターボは、140kW190馬力、最大トルク450Nm(2,000rpm)ですから、下からのトルクもかなりあります。

試乗もしたんですけど、2トン近い車重の割にはかなり軽やかで、安定感と軽快さのバランスが程よい感じでした。試乗ルートの中で、環八で一瞬道がかなり空いた瞬間がありまして、思い切って踏み込んでみたんですが、

トルクフルで、低回転からしっかりガッツリ来る感じ

がかなり印象的でしたね。

 

5.見た目も結構好きです

なんかSUVって、ずんぐりむっくりな寸詰まり系のが多いじゃないですか。その点CX-8は、CX-5とサイズを比較してみると、全幅は1,840mmで一緒で、全高も1,730mmとCX-5の1,690mmと40mmしか変わらず、それに対して全長は4,900mmとCX-5の4,545mmよりも355mmも長くなってますので、かなりスマートなイメージになってくるのかなと。

こちらがCX-5。

CX-5 赤 レッド 横から_[0]

 

で、こちらがCX-8。

CX-8 マシーングレープレミアム 横から_[0]

CX-5も、SUVの中ではそれほどずんぐりむっくりじゃなくて、比較的スタイリッシュな方かなとも思いますけど、やはりCX-8の方がイカしますね。北米仕様のCX-9と比べても、全高はほぼ一緒で、全長を165mm短くして、それに対して全幅を90mm絞り込んでますので、スタイリング的にはかなり似たイメージを保っているように思います。

どこかで読んだ話なんですけど、マツダ車は、前輪のホイールハウスが運転席に干渉しないように、前輪を前方にずらした配置にしてるらしく、ここらへんがスタイリングにも良い影響を与えたりもしてるのかなと。

 

6.その他

よく考えたら、自動車税だって今の5.7リッター88,000円/年の半額以下だし、任意保険だって並行輸入のアメ車と比べたらダントツに安く入れるし、車検とか故障とかそういうもろもろのことを考えると、もう

良いことしか思いつかない

って感じ?

 

とはいえ、いいことづくめで気になる点がまったくないといえば、いくらなんでも、そんなことはさすがないわけで…。

【アテクシ判断のCX-8のそうでもないとこリスト】

というのも当然ございます。

1.平日は街乗りメインのため、DPF再生がうまく行われなくて、ススが詰まる可能性がある

平日は主に嫁さんが乗ってまして、週4回くらい、片道10分、距離にして往復6kmくらいのところへの子どもの習い事の送り迎えで使ってます。

ディーゼルには、DPFといわれる、PMを始めとする有害な微粒子物質を除去するためのフィルターがありまして、これを定期的にクリーニングしなきゃならないんです。具体的には、CX-8(とか、他のマツダのクリーンディーゼル車)の場合には、250km〜300km走行に一度くらいのサイクル(これは乗り方によって変動するみたいです)で、DPF内部の温度をあげて、内部に溜まった物質を焼き切る「DPF再生」という作業が自動で行われます。

このDPF再生、1回あたり15分〜20分くらいはかかりまして、しかも、十分にエンジンが温まった状態で、20km/h以上での走行をしている間に行われるという条件付き。これ、都内の往復20分の街乗りちょい乗りの間に行うのはちょっと難しいのかなと。で、DPF再生がうまく行えないと、最悪、DPFの内部にススとかがガッツリと溜まってしまうんだそうで…。

では、これが実際にうちの使い方だとどんな感じになりそうなのか、ざっくり計算してみますと、

習い事での使用:往復6km×月16回=1ヶ月96km走行+その他週末の近隣へのお出かけなんかで20km/月=合計で120km/月くらいのちょい乗り走行。

遠出系:真冬でも月3〜4回ペースでは海に行っていますし(千葉に行くか湘南に行くかで変わりますが、往復100km〜200km)、夏場は家族で海旅行に行ったり(往復200kmくらい)、冬は冬で月最低2回くらいはスノーボードに行きます(往復400kmくらい)。

上記だけで考えると、単純計算でも、180kmちょい乗りするあいだ(1.5ヶ月くらい)に、往復100km以上の遠出を4〜5回はするかな、という感じなので、まあ大丈夫かなという気もするんですが、最近、海は人の車で行っちゃうことが多いんで、そこらへんが気になってます。まあ、そうは言っても最低月1くらいは自分で車出してるから、やっぱ大丈夫かな?寒くて若干海から足が遠のきそうになる12月〜3月の時期はスノボに行きますしね。1.5ヶ月以上自分の車で海行ってなかったら、強制的に自分の車で海行くようにするとかしてみようかな。

 

2.納期までのリードタイムが結構かかる

年末年始のお休みを挟むから、というのもあるんでしょうけど、今頼んでも、だいたい2ヶ月くらいはかかるみたいなんですよ。マグナムがもうアレしちゃってますから、一刻も早く次の車を手に入れたいところなんですが…。スノボも行きたいしね。セカンドカーとして乗ってたK12マーチにルーフボックス移植して使ってるんで、荷物は積めますけど、やっぱ雪国まで行くにはちょっと心もとない気もしてます。

 

3.なんか、リコールとかマツダ地獄とか

なんとなくですけど、「最近マツダ、リコール多くね?」みたいな気もしてます。でも、マツダ車が気になってる今だからこそ、今までは気が付かなかったリコールが気になってるだけ、という気もしてます。

工業製品ですからリコールは何にせよあるのが当たり前だとも思いますし、どっかの会社とかどっかの会社みたいに、リコール隠ししたり、排ガス規制を回避するための不正な装置組み込んだり、みたいな話じゃないのでいいですけどね。リコール隠したり意図的に不正したりするような会社の車を買う人って、いろいろ事情もあるのかもしれませんけど、やっぱ頭ちょっとアレなんじゃないかな、と思います(マツダも、今年の夏あたりに、「燃費・排出ガスの抜き取り検査で無効な測定を有効と処理していた」ってのがありましたけどね。まああれは「不正」というより「不適切な計測」って感じみたいなので、思いっきり贔屓目でみて今回は勘弁してあげたいと思います。マツダさん、頼みますよ。信じてますから)。

あとは、マツダ地獄とやらも、地味に怖かったりします。こんなアテクシですが、率直に言いまして、

地獄には落ちたくない。

ネットでみてると、「乗り換えでトヨタ系のディーラーにマツダ車を持ち込んだら、下取りしてもらえなかった」みたいな強烈なのも出てきますけど(ずいぶん昔の話みたいではありましたけど)、そこまでいくとさすがに

それってイジメじゃね?

って感じです。

でも、ことCX-8に関して言えば、試乗したりいろいろ調べた上でも、自分自身が、

認定中古車とか1年落ちの低走行の車なら、400万くらい出してもいいかな

と思うくらいに魅力を感じたのも確かなわけで、数年乗ったところで、下取り価格が信じられないほど落ちるとか、下取ってもらえないとか、そういうことにはならないような気がしてます。

 

とまあ、気になる点もそれなりにはあるんですが、良い点、悪い点、両方じっくり見てみても、やっぱ魅力の方がダントツで勝ってると思います。

アタシ、買っちゃうと思う。

(続きます)

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