電子書籍の台頭と大手出版社の動き2

電子書籍の関係で、僕の考えに足りないものを、
池田 信夫さんのブログで発見したので。
(他にもたくさん足りないことはると思うが。)


>自費出版の最大の問題は、ブランドである。通常の本は有名な
>出版社がリスクを負って売ることによってその価値をシグナル
>しているのだが、自費出版ではアマチュアのトンデモ本と
>本物の学術書の区別がつかない。これを審査するレフェリーを
>つけた電子出版プラットフォームができれば、手数料を20%
>とるだけでも十分ビジネスになるだろう。

確かにそうかも知れないです。
これも、現段階で出版社や編集者が提供しているノウハウや
サービスの一つだろうから、電子出版が普及していくときに
盛り込まなければいけないサービスの一つですね。

ただ、これは非常に感覚的なものだけれど、この部分は
本質的な問題にはならないと思うんです。
つまり、電子出版が一般化してきたとき、この役割も提供をして
ほしいサービスではあるけれども、これが無いからといって
電子出版が普及しないか、というとそうでも無い様な気が。

なぜならば、結局のところ、今出版されているものの中にも
酷いものはあるし、逆もあるし、それは読み手が求めるものとか
読み手の能力、ということも関係すると思うのでこれだけが
決定打にはならないんではないかと。

あと、全く別の視点で言えば、この役割を、出版社ではなく
別のもの(例えばプレビュー機能とか、ソーシャルメディアとか
何らかの新たな電子的な機能)で代替えすることだって
出来るだろうし。

池田さんが言っている「レフェリー」も、そういった様々な
手段を視野に入れたものだとは思うんですが。


>問題は技術でもコストでもなく、出版業界の秩序に挑戦する
>ベンチャーが出てくるかどうかである。既存の出版社は
>「共食い」を恐れて大胆な価格設定ができないが、独立系や
>他業種からの参入ならそういう障壁はない。文芸家協会も
>権利者の代表を自称しているだけなので、そこに加入していない
>圧倒的多数の著者は自由に権利を譲渡できる。日本でも、
>そういう著作権エージェントは出てこないだろうか。
>誰もやらないなら、私がやってもいいけど。

この分野、とても面白そうなので、これから力を入れて
いきそうな、ある会社に履歴書を送ってみようと思ってます。
(今までやって来た仕事とはかなり畑違いなので、
採用してくれないかもしれませんけど。)


僕がこの分野で活動できるようになって、いつか池田さんに
相談できる話を持ち込めるようになったら良いなと
思いますけど。(妄想)

This entry was posted in 電子書籍関連, 読書. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です