MacBookのSSD化と内部掃除とメンテナンス(中編)

半年ほど前にメモリ増設をしたにも
かかわらず、CPU使用率が急に高くなったり
熱をもったりもっさりしたりするウチの
MacBook(Late2007)を、引き続き
快適に現役で使い続けるために、

「ソフトウェア的な問題を解消しつつ、
 HDDを、最近急に安くなったSSDに
 乗せ替えて、ついでに内部の掃除も
 してしまおう」

という一大プロジェクトに着手いたしました。


手順的には
(1)syslogdのCPU問題の解消
(2)HDDのSSD化の準備として、バックアップ取得
(3)MacBook内部の掃除
(4)HDDのSSD化+リストア
の4つのステップで進めてます。

前回は(1)と(2)を無事完了、今回は
(3)MacBook内部の掃除
(4)HDDのSSD化+リストア
の実施です。


まずは
(3)MacBook内部の掃除


2007年に買ってから、メモリ交換や
キーボードのお掃除くらいはやったことが
ありますが、内部の掃除は初めてです。

相当に汚くなっている予感がして、
ちょっと恐ろしいです…。


しかし、こんなところで躊躇はして
いられませんので、淡々と進めたいと
思います。


まずはMacBookを裏返して、バッテリーを
取り外します。
P9070097_[0]

メモリ増設のときと同じく、
バッテリ収容エリアの奥側にある
ネジを3本外すと、メモリとHDDの
ソケットを保護しているL字の
金属板が外れます。
P9070098_[0]

メモリソケットの取り外しレバーを
手前に引いて、メモリを取り外します。
P9070099_[0]

続きまして、HDDの取り外しです。
バッテリ収容エリアの左側が
HDDの収まっている場所です。
硬いビニールのリボンの様なものが
あるはずなので、それを持って、
グイっと引くと、
P9070100_[0]

左からHDDが出てきます。
P9070101_[0]

富士通製の80GBのHDDです。
P9070102_[0]


続いて、キーボードを外すために、
側面側のネジを外していきます。
P9070103_[0]
P9070104_[0]

MacBook本体の裏にある3つのネジも
外します。
P9070105_[0]
左右の二つは結構長くて、簡単には
抜けないので、筐体を裏返しながら
ネジを抜いた方が良いです。

バッテリ収容エリアの脇にある
残りのネジも外していきます。
P9070107_[0]
端子のところには4本ネジがありますが、
内側の2本だけでOKです。

写真が無いんですが、上記の右側、
筺体のヘリ側にもネジが8本位
ありますので、それも忘れずに
抜きましょう。


以上でネジの取り外しは完了です。
ネジは何種類もありますので、わからなく
ならないように、列べたりしておくと
あとで作業が楽です。
P9070108_[0]


いよいよキーボードを取り外します。

精密ドライバーなど、細いものを
差し入れて、
P9070109_[0]

そこにカードなどを差し込んで、
キーボードの周囲をぐるっと一周
回します。
P9070110_[0]
キーボードの右のエリアは爪で
しっかりとハマっているので、左から
外して、右は丁寧にゆっくりと
外す様にした方が良いです。


キーボードが外れたら、下を
覗いてみます。
P9070113_[0]
丁度真ん中のあたりにケーブルが
出ているのが見えると思います。

コレがキーボードと本体をつないでいる
ケーブルで、ソケットになっているので、
指でつまんで真っ直ぐ上に引き上げましょう。
ソケットが抜けて、キーボードが
取り外せます。


5年弱掃除をしていないMacBookの中は
やはり恐ろしいことになってました…。

キーボードの裏です。
P9070116_[0]
ダスターなどで丁寧に汚れを取りましょう。


MacBook本体内部…
P9070117_[0]
ものすごい埃が溜まってます。
綿棒などで汚れを取り除きつつ、
掃除機で吸い取りましょう。


基盤の上に溜まっている埃も
しっかりと取った方が良いですが、
何よりも重要なのはファン周りかなと。

上の写真の中央あたりにある縦長の
オレンジ色のものがヒートシンクで、
その右がファン、CPUはヒートシンクの
下にあります。

ファンのアセンブリまわりのネジを
外すと、ファンを持ち上げて掃除が
できるので、細かくやりたい方は
ファンアセンブリを外してください。
P9070119_[0]

ファン自体は中が狭くて結構掃除が
大変ですが、綿棒などで掃除をして
汚れを浮かせてから、ファンに掃除機の
吸口をピッタリとくっつけると、
ファンが回りつつ、比較的よく汚れが
取り除けると思います。


とりあえずMacBook内部のお掃除は
以上です。

取り外したネジを忘れずに全て元に
戻して完了。


引き続いて
(4)HDDのSSD化+リストア
に行きたいところですが、残念ながら
SSDがまだ届かないので、SSD化は
後編ということに。


この段階で、HDDを元に戻して
冷却状況をチェックしてみたんですが…。
MacBook温度
目に見えてわかるくらいに効果てきめんな
感じでした。


音が静かになったのもそうですが、
全体的に5度位は温度が低くなっている
気がします。

今まではChromeでタブを20個位開いて
更にiPhotoあたりを立ち上げると、常に
ファンが回りっぱなし(Maxの6,200回転)な
感じになっていたんですが、しっかりと
冷却が出来るせいが、この状態でも
ファンの回転数は3,000回転程度に
留まっています。

しかも、CPUが熱暴走気味にならないせいか、
処理速度も全体的に気持ち軽くなった
感じが(気のせい…?)。

正直言って、このくらい快適に動くなら、
SSDにしなくても良かったかも、くらいの
違いが感じられます。


次回はSSDが届き次第、
後編(4)HDDのSSD化+リストアを実施します。
(前編(1)syslogdのCPU問題の解消
   (2)バックアップ取得 はこちらです)。


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MacBookのSSD化と内部掃除とメンテナンス(前編)

最近うちのMacBook(Late2007)が
何だかちょっと調子が悪くって、
正直「買い換えちゃおっかな」とか
考えていたんですが、せっかくやった
メモリ増設
から、まだ半年も
経っていないので、正直悩んでたんです…。

メモリ増設後、中々調子が良くなったと
ご満悦だったんですが、それでもなんだか
もっさりとしている気がして、
熱も持ちやすかったり、突然syslogdが
ものすごいCPU使用率になったりと、
ハード/ソフトとも、何だかどこかに
問題が有りそうな感じがしてまして…。


で、ふとAmazonをチェックしていたら、
SSDが随分と安くなっていることに
気がつきまして…。

Crucialの128GBのものが8,000円位、
256GBでも16,000円位と、相当お手軽な
価格になってるんです。


ちょっと話はそれますが、ボクはその昔
某社でシステムの営業をやってまして、
メインフレームをメインに扱っていた
時期もあるんですが、SSDというのは、
メインフレームで言えば「電子ディスク」
という、超高級品なわけです。

CPUのキャッシュと磁気ディスクの中間に
位置する様な装置で、高い性能が必要な
ごく限られた処理のためだけに入れる
「ぜいたく品」でして、当時は価格も
数百MBで数億円とか、そんなもんだったと
思います。

メインフレームの構成品とPCの構成品では
品質などの面を含めた「もの」が全然違うので、
価格が違うのも当然なんですが、それにしても、
半導体系の部品が128GBで一万円しないとは、
スゴイ時代になったもんです。


で、話を戻しますと、SSDが安くなってるんで
この機会にHDDをSSD化して、内部も掃除して、
システムもちょっとメンテナンスしてしまえば、
メモリも増設済みなわけだし、Late2007モデルの
MacBookとはいえ、まだまだ現役で使い続け
られるかな、と(仮に新しい機種を買うにしても、
このくらいやっておくと、リビングとかに置いておく
サブPCとしても、安心して長く使えるような
気がしますし)。


早速AmazonでSSDを手配。

容量はちょっと悩んだんですが、外付けの
HDDも何台も持っているし、今回は256GBも
いらないかな、ということでケチって
128GBの方にしておきました。

ついでに、HDDを交換する際に必要になる
星型のT8のトルクドライバも手配。

ちなみに、このT8のネジは、2008年モデル
あたりからT6に変更になっているようなので、
MacBookのHDD交換をされる方は、
ご自分のモデルに必要なドライバのサイズを
確認してから購入されることをオススメします。


やることがいっぱいあるんですが、
以下の様な手順で進めることにしました。

(1)syslogdのCPU問題の解消
(2)HDDのSSD化の準備として、バックアップ取得
(3)MacBook内部の掃除
(4)HDDのSSD化+リストア



まずは「(1)syslogdのCPU問題の解消」からです。

Google先生に頼って調べてみると、どうも
syslogdがアクセスするasl.dbというファイルが
肥大化するとこういった問題が起きることが
あるらしい、ということが判明。

とりあえず、ディスクユーティリティを使って
ディスクのチェック、アクセス権関係の修復を
した上で、asl.dbの対処をしてみました。


具体的には、ターミナルから

sudo launchctl stop com.apple.syslogd
sudo rm /var/log/asl.db
sudo launchctl start com.apple.syslogd

とやって、syslogdを止めてから、
/var/log/にあるasl.dbを削除して、
syslogdを再起動すればOK、ということ
だったんですが…。

どうも上記のはLeopardの場合らしく
SnowLeopardで同じ事をやると、
「/var/log/asl.dbが無いよ」的な
エラーになります…。

で、もう少し調べてみたところ、
SnowLeopardではフォルダ構成が
変わっていた様で、

sudo launchctl unload /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.syslogd.plist
sudo mv /var/log/asl ~/
sudo launchctl load /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.syslogd.plist

という感じで/var/log/aslを移動して
みたところ、今度は問題なくできました。

お陰でとりあえずsyslogdのCPU使用率が
異常に高くなる問題は無事解消できたんですが、
それでももっさりとしているあたりは
あまり変わりが無かったので、SSDが
届くまでの間に、引き続いて
SSD化の準備と掃除を進めます。



「(2)SSD化の準備としてのバックアップ取得」

バックアップといっても、OS Xの
バックアップはタイムマシンで取得して
いるものをそのまま使うので、実際に
やることはありません。

で、うちの環境はBootCampで
WidowsXPを入れてあるので、こちらの
バックアップだけ取得することに。


バックアップに使用するのは
Wincloneというフリーソフトです。

最新のVerはフリーでなくなって
しまったようですが、古いVer2.2が
コチラからダウンロードできます。


早速バックアップを取得。
winclone.jpg
1時間位はかかると思います。
HDDを取り外してしまうことを考慮して、
タイムマシンの領域なりにバックアップを
作成しておくと良いと思います。


ちょっと長くなってきたので、
(3)MacBook内部の掃除
(4)HDDのSSD化+リストア
は後編で、ということで
(その後の都合で、
 MacBook内部の掃除が中編
 SSD化が後編ということになりました)。



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食べられる植物のテラスでの栽培 パプリカ編7 収穫

テラスで育ててるパプリカ、その後も順調に育ってまして、着々と収穫しているのでちょっと状況をご報告しておこうかなと。

パプリカ黄色 グラデュエーション

黄色い種類のパプリカの実が、もうほんの数日で収穫できそうです。

パプリカ 黄色 グラデュエーション

こっちの実もぼちぼちですね。

 

これはもう少し掛かりそうです。

パプリカ 追加の実

あと2週間くらいといったところでしょうか。

新たな実もどんどんと出来ています。

パプリカ 追加の実

実がどんどんと続けてできて、秋になっても連続して収穫し続けられるところがパプリカ栽培の魅力なんですよね。育てるのも簡単ですし、「テラスやベランダでちょっとガーデニングしたい」という様な方にお薦めの植物だと思います。

 

すっかり忘れてましたが、前回の追肥が8月22日ですので、ぼちぼちまた追肥をしないと…(パプリカの追肥は、だいたい2週間に一回くらいの目安だと思います)。

今週末追肥します。

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